目標・実施内容


人は感情をさまざまな方法で表現するが、それらの表現手法は、文化に基づく点が大きい。その点から感情を推測する上では、文化に根ざした感情表現とその意 味の関係が必要不可欠である。また感情認識、感情表現は、一般的なものが考えられる反面、人によって異なる点が大きい。我々は、ある特定の人物の感情認識 や感情表現をモデルとして捉え、それを利用することを考える。特に本プロジェクトにおいては、宮澤賢治を対象とし、宮澤賢治のモデルを賢治スタイルとして 構築する。賢治スタイルを構築するための情報源としては、賢治の作品、評伝、文学における研究成果、専門家の見識、さらには一般の人の捉え方などを対象と する。これらの中から、賢治スタイルを構築する機能の実現を目指す。
さらに感情表現のメディアとして、人の感情が出やすく、また比較的認識・合成技術の研究が進んでいる、表情、ジェスチャ、音声に着目する。これらを組み合わせることにより、次の3つの機能を実現を目指す。
さらに感応実験を通した評価を行い、本システムが高度なインタラクションを実現できるかを検証する。
上記のことを行うために、具体的には以下のことを行う。
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